第2期 第二章 「絆」
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第二章 「絆」
「北の回廊の戦い」
朱雀はアルテマ弾の脅威から解放された
そんな折、○○○○は魔導院の仲間
トレイ・エイト・シンクに声をかけられていた……
【トレイ】
○○○○、先日はお疲れ様でした。
見事、ブリューナクの破壊に成功したようですね。
【エイト】
オレたちもあの時は先鋒として、
白虎に行っていたんだ。
あんな危険な任務をやり遂げるなんて、
さすがは○○○○だな。
【シンク】
うん、おかげでもうアルテマ弾に怯えることはないよ。
ホントありがとね、○○○○っち。
あとはみんなで白虎軍をやっつけて、
敵の首都を落としちゃえば勝ちだよ~。
【トレイ】
甘いですよシンク。アルテマ弾が失われたからといって、
白虎の兵力が減ったわけではありません。
そして白虎は今もって、朱雀に侵攻を繰り返しています。
ここから先は、兵と兵とのぶつかり合いになるでしょう。
【エイト】
なるほど……ならばオレたち候補生が、
敵の侵攻を抑える必要があるな。
そのための任務が発令されているはずだ。
さっそく行こう!
【シンク】
だね!
よ~し、わたしもがんばっちゃうよ~!
【トレイ】
あ、ちょっと待ってください2人とも!
任務に出るなら、きちんと準備をしなければ!
……どうもあの2人だけでは不安ですね。
○○○○、同行してもらえますか?
君と私がついていれば、
あの2人が無茶をすることもないでしょう。
(選択肢1)
任せて!
【トレイ】
ああ、ありがとうございます。
君がいれば私も安心ですよ。
(選択肢2)
自分も無茶するけど大丈夫?
【トレイ】
そ、そうなのですか!?
心配事が増えそうですね……
……とはいえ、同行してもらえるのは心強いです。
君の強さは聞き及んでいますからね。
それでは行きましょうか、○○○○。
新たな任務が発令されているはずです。
恐らく今回は、戦略拠点の防衛線--
お互いしっかりと準備した上で、出撃しましょう。
一話 「ネシェル山脈の戦い」
みんな、戦場っぽいとこについたよ~。
ところでここで何するの?
【トレイ】
それも知らずに出撃したんですか?
はぁ……仕方ない、改めてご説明します。
今回の私たちの任務は、
この洞穴から侵攻してくる敵の撃破です。
この洞穴は白虎領から朱雀領へと続く、いわば裏道。
ここを敵に抑えられると、朱雀は攻め込まれやすくなる。
それを防ぐために、私たちが派遣されたのです。
そもそも朱雀の国境防衛戦略とは--
【エイト】
だいたいわかった。
つまりここにいる敵を殲滅すればいいんだな。
じゃあ始めるか、○○○○。
ブリューナクを倒したお前の力を見せてくれ!
「第四の国」
よし、任務完了だ。
さすが○○○○、噂に違わぬ戦いぶりだったな。
【トレイ】
確かに○○○○のおかげで、なんとか任務を
果たせましたが……少々厄介な状況ですね。
私の調べによれば、
敵はまだ多くの兵力を隠しているようです。
今回はひとまず撃退できましたが、
いずれまた同じルートで侵攻してくるでしょう。
【シンク】
えー? じゃあここにも味方を配置して、
守りを固めとかなきゃってこと?
他の地域でもあまり手が足りてないのに、
いよいよ兵力が足りなくなっちゃうよ~?
【エイト】
何か手を打たなくちゃいけないな……
○○○○、何かいいアイディアはないか?
(選択肢1)
こっちの兵力を増やそう
【トレイ】
兵力を増やす、ですか……
確かにそれは望ましいですね。
朱雀の兵を増やすことは難しい。
であれば他の国から味方を募ればよいのです。
(選択肢2)
数の差は気合で埋めよう
【トレイ】
お待ちください○○○○。
その心意気は買いますが、それは危険です。
私たちが頑張っても、兵力差はいかんともしがたい。
ここは現在静観を決め込んでいるあの国--
即ち、オリエンス第4の国家。
【蒼龍】の力を借りるべきです。
【シンク】
蒼龍って、今まで戦争に絡んでこなかった東の国?
どうやってその力を借りるの~?
【トレイ】
朱雀から使者を送り、同盟を結ぶのですよ。
白虎の危険性は彼らも理解しているはず。
ここは両国で協力し、白虎を潰すのです。
朱雀議会もその方向で、すでに動いているはずですよ。
【エイト】
なるほど……玄武との同盟は叶わなかったが、
今度は行けそうだな。
【シンク】
玄武みたいに、滅ぼされる心配もないしね~。
仲間が増えるのを、楽しみにしておこうっと。
二話 「蒼龍への道」
朱雀議会はミユウを通じ
候補生たちに呼集をかけた
【ミユウ】
○○○○、エイト、トレイ、シンク。
先日は拠点防衛任務、ご苦労だった。
しかし守る一方では埒(らち)が明かない。
故に議会は、蒼龍へ同盟要請を送ることを決定した。
そこで我が朱雀軍の軍令部長が、
直々に蒼龍首都へ赴(おもむ)かれることとなった。
【シンク】
軍令部長って、軍の一番偉い人?
意外だね~、あの人が直接動くなんて。
【ミユウ】
ああ、蒼龍との同盟は朱雀の最優先事項だからな。
かの国に礼を尽くすためにも、朱雀軍の長が
行くべきだと、あの方自身が判断されたのさ。
【トレイ】
なるほど……しかしなぜ私たちに呼集を?
護衛任務でも発令されたのでしょうか?
【ミユウ】
いや、護衛には僕が付く。
だがその前に一つ問題があってね……
朱雀には【飛空艇】が数隻ある。
これを飛ばせば、蒼龍首都へもすぐへ行けるだろう。
だが現在朱雀領周辺には、白虎の航空機が出現している。
これがいる限り、飛空艇を飛ばせないのだ。
【エイト】
なるほど、読めたぞ。
つまり今回のオレたちの任務は--
敵航空戦力を倒し、
蒼龍首都への道を切り開くことだな?
【ミユウ】
その通りだ。
とはいえ、地対空の戦いになるわけではない。
敵が建設した簡易航空基地を探索し、
これを叩き潰すことだ。
【シンク】
なるほどー、そうすれば白虎も
空飛ぶ敵を飛ばせなくなるってことだね。
基地潰すのは大変そうだけど、
がんばろっか○○○○っち!
(選択肢1)
任せて!
【シンク】
おぉぉ、いいお返事だね~。
やっぱり頼りになりそうだね?
【トレイ】
ええ、それに地対空の戦いではないことは助かりますね。
空飛ぶ敵にメイスが当たるか、非常に疑問ですので……
(選択肢2)
潰さなきゃシンクが大変だからね
【シンク】
そうなんだよぅ、わたしの武器メイスだからさ。
空飛ぶ敵には当たらないんだよね~……
【トレイ】
そういう意味でも、航空基地を潰すのは重要そうですね。
空飛ぶ敵は、飛ぶ前に破壊するということで。
【エイト】
ともあれ総代の依頼は了承した。
それじゃ行くか、皆。
【シンク】
んん~? フツーの森だねぇ。
こんなところに、航空基地ってのがあるの?
【トレイ】
ええ、斥候の掴んだ情報によれば。
この辺りで敵の機影が目撃されたとのことです。
恐らくこの森のどこかに隠されているのでしょう。
それを発見できれば--
【エイト】
ん、今の音は!?
【シンク】
なにかありそうだねぇ。
行ってみよー!
「蒼龍府にて」
○○○○たちは
その後軍令部長らと共に、蒼龍へと向かった
【ホシヒメ】
--ご足労痛み入ります、朱雀の使者殿。
お初にお目にかかります。私、蒼龍軍五星金衛兵団、
暁の守護【ホシヒメ】と申します。
【軍令部長】
朱雀軍軍令部長、スズヒサ・ヒガトと申します。
お目にかかれて光栄です。
朱雀元首カリヤ議長からの文をお届けに参りました。
蒼龍女王アンドリア陛下にお目通り願えますかな?
【ホシヒメ】
承りました。
ご案内致しましょう。
【軍令部長】
はっ。
【トレイ】
ふむ……ひとまず私たちの役目は果たせたようですね。
【ミユウ】
ああ、ありがとう諸君。
僕は軍令部長の護衛のために、しばらく蒼龍に残る。
○○○○たちは魔導院に帰還し、体を休めてくれ。
しばしのお別れだが……また会おう。
三話 「白虎の思惑」
【リーン】
……朱雀は蒼龍との同盟を組もうと
動いているようだな。
今は朱雀とほぼ互角だけど、
蒼龍が向こうに回れば話は変わってくる。
兵力差は2倍近くにもなるだろう。
それに蒼龍としても、断る理由はない。
白虎は一転、ピンチだぜ……
どうするつもりなんだい、元帥?
【シド】
なに、気にすることはない。
すでに策は練ってある。
【リーン】
策?
朱雀・蒼龍同盟の締結を阻止する方法があるのか?
【シド】
単純に阻止するのではない。
より効果的な方法を取る。
じきにお前もわかるだろう。
全ては我が計算の上だとな。
一方その頃、朱雀では--
【シンク】
みんな、ミユウっちから通信が来たよ~!
同盟交渉は、順調に進んでるって!
軍令部長と一緒に、蒼龍の女王様と会えたみたい。
【トレイ】
近いうちに、正式に同盟が結ばれるという話です。
これで兵力差の問題は解決しますね。
【シンク】
わたしたちも少しは暇になりそうだねぇ。
ねーねー、なにして遊ぶっ?
(選択肢1)
トランプとか?
【シンク】
トランプか、いいね~。
わたし、『チョコボのしっぽ』とか得意だよ。
【トレイ】
こらシンク、
すぐそうやって気を抜くんじゃありません。
総代が同盟の交渉をしている間にも、
戦争は進行しているのですよ。
ちょうど暇潰しにもってこいの任務が発令されています。
それを受けて、さぁ出撃です。
【シンク】
えぇ~、また出撃?
もー、休む暇もないんだから。
(選択肢2)
遊びより訓練しよう
【トレイ】
その向上心は結構ですね。
こういう時こそ自らを鍛えるべきでしょう。
総代が同盟の交渉をしている間にも、
戦争は進行していますからね。
ちょうど訓練にうってつけの任務が発令されています。
それを受けて、出撃しましょう。
【シンク】
えぇ~?
もー、がんばりすぎだよ2人とも~。
【トレイ】
○○○○も準備が出来たら声をかけてください。
むろん、私たちも同行しますので。
【トレイ】
○○○○にエイトにシンク、集合しましたね。
では総代に代わり、任務の説明をします。
今回の任務は、ミィコウの町の地下水路に
潜伏した敵の討伐です。
当方の防衛線を抜けた敵兵が、水路に侵入。
そこで何か破壊活動を行おうとしている模様。
これを速やかに索敵・排除するのが、
今回の私たちの任務です。
【シンク】
えーっと、つまりその敵を放っといたら、
ミィコウの町に住む人たちが危ないってことだね。
ミユウっちが戻ってくるまでに、わたしたちも一つくらい
戦果を上げとこっか。
よーし! みんなでミユウっちを
驚かしちゃおう!
【トレイ】
その意気ですよ。
それでは○○○○、行きましょうか!
「反転」
やったー、勝ったよー!
これで戦果一つ上げられたね!
【エイト】
どうしたんだトレイ、難しい顔して。
【トレイ】
いや……気になることがあるのです。
白虎軍はそれなりに決死の覚悟で、
この破壊活動作戦に従事していたはずです。
なのに今回戦った敵は、それを絶対に完遂しよう
という姿勢が見られなかったでしょう?
(選択肢1)
実は失敗してもいい作戦だった?
【トレイ】
失敗してもいい作戦ですって?
敵には何か別の目的があったということですか……
(選択肢2)
朱雀に恐れをなした?
【トレイ】
まさか、そんな簡単な答えじゃないでしょう。
何か目的があって、そうしたのです。
【シンク】
なんだろーねー。
わたしたちを、ここに引きつけたかったとか?
【エイト】
引きつける? なんのために?
【トレイ】
これから蒼龍が朱雀側に着き、白虎は苦境に陥る。
ここでそんな行動を取るとは思えません。
となると、まさか敵の狙いは--
(通信にて)
【エース】
アテンション! こちら0組エースだ!
全候補生、至急魔導院に帰還しろ!
蒼龍と白虎が同盟を結んだようだ!
繰り返す、至急魔導院に帰還しろ!
【シンク】
え、え、なにー!?
朱雀とじゃなくて、白虎と同盟って!?
【トレイ】
やはり、こういうことですか……!
戦況が変わりますよ、すぐに魔導院に戻りましょう!
四話 「救うべき人」
一方的に破棄
急転直下、白虎との同盟を結んだ
状況がつかめない朱雀政府は混乱を極め
候補生たちにも動揺が走っていた……
【シンク】
うぅぅ、どうなってるの~?
なんで蒼龍は、わたしたちの敵に回ったの?
【トレイ】
詳しい状況はわかりません。
蒼龍政府はこちらからの問いに、沈黙を貫いています。
【エイト】
あれから総代たちとも、連絡がつかないし……
くそっ、一体なにが起きてるんだ?
(通信にて)
【ミユウ】
--えるか、こちらはミユウ・カギロヒ!
誰でもいい、応答してくれ!
【トレイ】
総代からの通信!?
こちら魔導院! 無事なのですか、総代!
【ミユウ】
ああ、ようやく繋がった!
時間が無い、手短に状況を報告する!
件の同盟交渉は、ほぼまとまっていた。
蒼龍女王と、軍令部長の間でな。
だが、これから正式に同盟調印というところで……
蒼龍女王が、暗殺されたんだ。
【エイト】
暗殺!?
白虎の者にか!?
【ミユウ】
いや、蒼龍の者にだ。
白虎との同盟を望む、反女王派がいたらしい。
それが白虎と共謀し、女王を暗殺。
王座を奪取し、白虎と同盟を結んだんだ。
もはや蒼龍は、完全に朱雀の敵に回った。
僕等も殺されかけたが、自力で蒼龍首都を脱出した。
軍令部長だけはなんとか、朱雀領内まで逃がせたが……
囮となった僕は、現在蒼龍領にて孤立中だ。
魔導院への帰還は困難だろう。
せめて諸君に情報を伝えようと、通信を試みたのだ。
【シンク】
だったらわたしたち、総代を助けに行くよ!
蒼龍領のどこにいるの!?
【ミユウ】
いや……それは教えられない。
君等には、僕の救出を禁ずる。
【エイト】
なっ!?
なにを言ってるんだ、総代!
【ミユウ】
僕を救出に来れば、君等にも危険が及ぶ。
それは僕としても、望むところではないのさ。
繰り返すぞ、諸君には僕の救出を禁ずる。
先の情報を軍令部に伝え、通常任務に戻れ。
……じきに皆も、僕のことを忘れるだろう。
だから気にすることは--……
【シンク】
総代! 総代ーっ!!
【エイト】
通信が切れたか……相当危険な状況のようだな。
どうする、○○○○?
(選択肢1)
助けに行こう!
【トレイ】
ええ、当然です!
彼女は朱雀に必要な人ですからね。
(選択肢2)
総代の言う通りにしよう…
【トレイ】
バカな、見捨てるわけには行きません!
彼女は朱雀に必要な人ですからね。
【エイト】
ああ! 蒼龍領に行って、総代を救うんだ!
【エイト】
ここが蒼龍領か……
そこかしこから、敵の気配がするな。
【トレイ】
野生のモンスターか、蒼龍軍が操る魔物か……
いずれにしても、私たちを歓迎はしていないでしょうね。
しかし先の総代からの通信を辿ると、
このあたりから通信されたと判明しました。
自力で魔導院まで帰還しようとしたが、
ここで魔物に行く手を阻まれたのでしょう。
【シンク】
でも総代のことを覚えてるってことは、
まだ生きてるってことだよね……!
行こう、みんな!
魔物を蹴散らして、総代を助けるんだよ!
「絆」
討伐成功
【ミユウ】
○○○○!? それに他の皆も……
どうしてここに!?
【シンク】
総代ーっ!!
ようやく見つけたー!!
【トレイ】
ご無事のようですね。
間に合ったようで何よりです。
【ミユウ】
バカな、僕を助けに来たというのか……!?
助けに来るなと、あれほど言ったのに……!
(選択肢1)
総代のためなら命も惜しくないよ
【ミユウ】
な、何を言うんだ!
そんなこと言われて、僕が喜ぶとでも……
(選択肢2)
そんなバカな命令聞けるわけない
【ミユウ】
バカな命令だって?
僕はただ、諸君の身を案じて……!
……いや、でも礼を言う。
ありがとう、○○○○……
【エイト】
なに、感傷で動いたわけじゃないさ。
オレたちなら助けられると思ったからだ。
【シンク】
とにかく総代、魔導院に帰ろうよ!
1人で大変だったでしょ?
【トレイ】
ええ、皆もあなたの帰りを待っています。
お送りしますから、さぁ。
【ミユウ】
そうだな……
それに蒼龍への対策も練らなければならない。
帰ろう諸君、魔導院へ。
僕等の生きる場所へ……
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