第2期 第零章 「運命の歯車が動く刻」

 
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第零章 「運命の歯車が動く刻」

オープニング

千年の永きにわたり
戦乱が続く世界【オリエンス】
人々は4つのクリスタルを巡り
争い続けてきた
その果てに訪れる終末的大戦
湧き上がる戦火の中で
人々は救世主の誕生を望んだ
アギトとなる事を目指して
集結した少年少女たち【アギト候補生】
彼らは戦乱の時代を終わらせるため
自ら戦場に身を投じる

「魔導院からの使者」

鴎暦 842年 巌の月 25日

エース
君が新たに魔導院に入学する事になった、
○○○○か。
話には聞いていたが、優秀そうだな。
期待の人材が入ってくると、教官たちが噂していたよ。
自己紹介が遅れたな。
僕は【エース】。君を魔導院に案内しに来た。
さっそくだが、行くか。
魔導院はこっちの方角に……
……!?
モンスターだ!

「逃走」

エース
まずい、【ベヒーモス】か!
簡単には逃げられそうにもないな。
だったら仕方ない……
戦おう、○○○○!
援護してくれ!
(プレイヤーが戦闘不能になります)
○○○○!
くっ、やはり厳しいか……
止むを得ない、ここは離脱しよう。
切り札の魔法を使ってでも……
アルテマ】!

エースとの出会い」

エース
ん……目覚めたみたいだな。
大丈夫か?
ここは魔導院の寮。
君に与えられた私室だ。
気絶した君をここまで運び、
手当させてもらった。
魔導院に来て早々、災難だったな。
でも、無事でよかったよ。
それで、ええと……
すまない、人と話すのに慣れてなくてな。
実は僕も、少し前に魔導院に入ったばかりなんだ。
お互い頑張ろう。

エース
そうだ、魔導院の代表者が
君のことを心配しているらしい。
明日にでも、元気な顔を見せてやってくれ。

「ようこそ魔導院へ」

【ミユウ】
ようこそ、我らが魔導院へ!
僕はアギト候補生総代表、【ミユウ・カギロヒ】。
ベヒーモスに遭遇したそうじゃないか。
大丈夫そうで何よりだが……
ともかくアギト候補に選ばれし者、○○○○よ。
君を歓迎しよう。
この世界【オリエンス】では
千年もの長きにわたって、戦乱が続いていた。
人類に大いなる力をもたらす、
4つの【クリスタル】を巡ってね。
我らが祖国【朱雀】も、白虎・蒼龍・玄武の三国と
敵対関係にあり、互いに争い続けているのだよ。
そんな戦乱の時代に終止符を打ち、
人々を輝かしい未来へと導く存在--
それが神話に語られし救世主、
【アギト】なのだ。
さあ、君も魔導院の仲間たちとともに、
オリエンスの救世主を目指そう!
さっそくだが、教室に行き、
クラサメ教官に会ってきてくれ。

「運命の歯車が動く刻」

○○○○は
候補生総代ミユウ・カギロヒに呼ばれ
朱雀軍の【軍令部第二作戦課】を訪れていた

【ミユウ】
○○○○、よく来てくれた。
今、エースと君のことを話していたんだ。

エース
ああ、お前に頼みたいことがあってな……
このオリエンスには4つの国があり、
互いに争い続けていることは、お前も知ってるだろ?
その戦乱は、過去一千年間にもわたり続いてきた。
とはいえ近頃は、各国の戦力も拮抗し、
大きな戦闘は起きていなかったんだけど……

【ミユウ】
実は最近、
西方の国【白虎】に不穏な動きがある。
我が朱雀との国境付近に、大量の兵を集めているらしい。
何か大規模な作戦を企てているようだ。

エース
白虎は機械を操る力をもたらす【白虎クリスタル】を
擁する、強大な軍事国家だ。
奴らが我が朱雀に攻め入ろうとしているなら、
こちらも早急に対抗策を練らなければならない。
そこで軍令部から、僕に任務が与えられたんだ。
白虎軍の作戦情報を入手せよと。

【ミユウ】
エースは最強の候補生【0組】だ。
だからこそ軍令部も、彼に依頼したのだろう。
だが1人でこの任務を成し遂げるのは難しい。
○○○○、サポートしてくれないか?

(選択肢1)
もちろん!

エース
頼もしいな、○○○○。
お前に頼んでよかった。

(選択肢2)
なぜ自分にサポートを?

エース
僕が希望したんだ。
お前なら実力も十分だし--
僕としても、重要な任務は
知ってる奴と組みたいからな。

【ミユウ】
では【任務】の一覧に、今回の任務も追加しておこう。
頼むぞ、○○○○にエース

一話 「戦いの前奏曲」

(通信にて)
【ミユウ】
○○○○、エース
作戦領域に到着したようだな。
この先に、白虎軍の通信兵が
潜んでいるとの報せが入った。
そこを襲撃し、敵の作戦情報を入手すること--
それが君等の任務だ。

エース
了解。それじゃ敵の傍受を警戒し、
これより通信を遮断する。
必ずや何らかの情報を掴み、
魔導院に持ち帰るよ。

【ミユウ】
ああ、頼むぞ2人とも。
諸君にクリスタルの加護あれ。

エース
……よし、行くか○○○○。
敵も守りを固めているはずだ。
気をつけて行こう。

「彼女の名はトオノ」

エース
ん……?
見ろ○○○○、この文書を。
白虎の作戦の指示書らしいな。
暗号化されているが、解読してみよう……
えぇと……【朱雀】の……【魔導院】を……
……っ!?
【朱雀魔導院の強襲】だって!?
白虎は魔導院を攻めるつもりなのか!?
朱雀の中枢を直接叩こうなんて、無茶な作戦だけど……
白虎の奴らには、何か策があるのか?

【???】
……恐らく、あるのよ。

エース
お前は、12組のトオノ?
なぜここに?

【トオノ】
私も個人的に、白虎の動きについて調べていたの。
悲劇を繰り返すわけにはいかないから……

エース
悲劇?
なんのことだ?

【トオノ】
……なんでもないわ。
今の話は忘れて。
それより手に入れた情報を、
早く魔導院に持ち帰りましょう。

エース
あ、ああ。
行こう、○○○○。

【ミユウ】
……そうか。
白虎は、この魔導院を攻めようとしているのか……!
ご苦労だった、○○○○にエース
君等のおかげで、重要な情報が手に入った。
例の文書の解読を進め、奴らの作戦の全容を把握しよう。
今はひとまず、ゆっくり休んでくれ。

二話 「始動」

その日、○○○○はミユウに呼ばれ、
エースと共に軍令部第二作戦課に向かった

【ミユウ】
よく来てくれたな、○○○○にエース
例の文書の解読が終わった。
また並行して諜報部に、敵の動向を探らせた。
それにより判明した、白虎軍の作戦内容だが--
奴らは【クリスタルジャマー】という新兵器を使い、
朱雀を制圧しようとしているらしい。
僕等朱雀の人間は、この魔導院の地下に安置されている
【朱雀クリスタル】から、魔法の力を与えられている。
だが件のクリスタルジャマーという兵器は、
その朱雀クリスタルを無力化する力を持つようだ。

エース
なんだって!?
朱雀クリスタルが無効化されたら--
朱雀に住むすべての人間が、魔力を失う!
身を守ることもできなくなるじゃないか!

【ミユウ】
ああ、そうなったら終わりだ。
僕等は白虎軍に、一方的に蹂躙されるだろう。

エース
そんなことをさせるわけにはいかない。
僕等候補生も、朱雀を護るために動くべきだ。

【ミユウ】
僕も軍令部と共に、対処法を検討している。
もっとも今のところ、有効な策は見つかってないが……

エース
そうか、どうすべきだろうか……

【???】
……その議論、
私も参加させてもらってもいい?

【ミユウ】
トオノ?
何か策があるのか?

【トオノ】
策というほどではないわ。
ただ、一つ思ったことがあるの。
敵がクリスタルを無効化する兵器を使うなら、
こちらもそれを無効化する魔法を開発できないかって。

【ミユウ】
クリスタルジャマーを無効化する魔法か。
その可能性については、軍令部も考えた。
だがそれを開発するのには、莫大な魔力を必要とする。
僕はむろん、恐らくエースでも不可能だ。

【トオノ】
だったら莫大な魔力を、
他から供給できればいいのよね。
確かコルシの洞窟に、強大な魔力を持つ【魔石】が
眠っていると聞いたことがあるわ。

エース
そうか……それを手に入れれば、
ジャマーを無効化する魔法を開発できるかもしれないな。

【ミユウ】
よし、ならばその可能性に賭けてみよう。
○○○○にエース、僕も同行する。
急ぎ、その洞窟へ--

【トオノ】
いいえ、総代はここで待機しているべきよ。
私が代わりに行くわ。

【ミユウ】
何?

【トオノ】
白虎との戦いを前にした今、あなたは多忙のはず。
それに任務の中で怪我でもしたら、今後の戦況にも響く。
だからここは、私たちに任せて。
任務は必ず果たすから。

【ミユウ】
……わかった。
ならば君等に任せよう。
気をつけてくれ、3人とも。
諸君にクリスタルの加護あれ。

【トオノ】
○○○○にエース
この先にある洞窟の中に、例の魔石があるそうよ。
でも魔石の力に引き寄せられた魔物が、
ここには大勢巣くっているの。

エース
……確かに、そのようだな。
そこかしこに魔物の気配を感じる。
2人とも、気を引き締めていこう。

「螺旋の世界」

【トオノ】
ようやく辿りついた……
これが、例の魔石ね?

エース
ああ、これがあればジャマーを無力化する魔法も
開発できそうだ。
僕はさっそくその開発に取り掛かる。
先に帰投するよ、○○○○にトオノ。

【トオノ】
ええ。

【トオノ】
……よかった。
これで【アンチクリスタルジャマー】の開発が始まるわ。
ひとまずこれで、最初の悲劇は防げそうね……

(選択肢1-1)
最初の悲劇って?

【トオノ】
……これから始まるたくさんの悲劇の、
最初の一つということよ。
私はその数々の悲劇を知っている。
【前の世界】で経験したから……

(選択肢1-2)
アンチクリスタルジャマーって?

【トオノ】
……今の時点では、誰もその名を知らない。
でもこれからエースは、そんな名の魔法を開発するの。
私はそれを知っている。
【前の世界】で聞いたから……

……不思議そうな顔ね。
この話をすると、誰もがそんな顔をするわ。
私ももう諦めて、
誰かにこの話をしようとは思わなくなったけど……
……あなたもあの世界にいたはずなの。
だから尋ねるわ。
○○○○。
あなたは【前の世界】のことを覚えている?

(選択肢2-1)
覚えている

(選択肢2-2)
いま思い出した

【トオノ】
えっ……!
ほ、本当に?
あぁ、ようやく会えたわ……
前の世界の記憶を持っている人に……!
そうよ、○○○○。
私たちがいるこの場所は、繰り返された世界。
一度滅び、そして新しく創られた世界なの。
いつかアギトが生まれるまで、
この繰り返しは続く……
でもそのことを覚えているのは、ほんの一握り。
みんな前の世界の出来事を忘れてしまった。
……恐らくこのまま歴史が進めば、
同じことが繰り返される。
でも私は、嫌なの。
前の世界で起きた悲劇を、繰り返したくないのよ。
誰も信じてくれなくても、私はやらなければならない……
あんな結末はもうたくさんだから。
弱くても、柄じゃなくても、動かなければならないの。
何もしないうちに終わるのはもう嫌なのよ。
○○○○、もしも叶うなら……
あなたの力を貸して。
この世界を滅びから救うために。
悲劇を繰り返さないために……!

(選択肢3-1)
もちろん!

【トオノ】
……そう。
ありがとう、○○○○……
私たちに何ができるのかは、まだわからない。
だけど一緒に考えていこう。
この世界を救う方法を……

(選択肢3-2)
……

【トオノ】
……そう。
当然よね、こんなことを急に言われても。
……だけど私は、1人でもやるわ。
この世界を救う方法を見つけるまで。
……もしも気が向いたら、力を貸して。
少しだけでもいいから……

三話 「運命の歯車が動く刻」

その日、○○○○はトオノと共に
ミユウの呼集を受けた

【ミユウ】
○○○○にトオノ、朗報だ。
ついにエースが、件(くだん)の新魔法の開発に成功した。

エース
【アンチクリスタルジャマー】……
敵のジャマーを完全に無効化する魔法だ。
これがあれば、白虎の襲撃に対応できる。
魔導院を護ることもできるはずだ。

【ミユウ】
朱雀正規軍も、この魔導院に兵力を集め、
迎撃態勢を整えた。
ここは候補生と正規軍が総力を挙げ、
白虎軍を撃退するのだ!

(選択肢1)
了解!

【ミユウ】
いい返事だ、○○○○。
それではさっそく作戦の詳細を--

【トオノ】
待って。
それだけでは不十分かもしれないわ。

(選択肢2)
その作戦でいいのかな…

【ミユウ】
む?
何か気になることでもあるのか?

【トオノ】
いえ……○○○○の言う通りよ。
それだけでは不十分かもしれないわ。

魔導院に兵力を集めたということは、
次の戦いではここが戦場になる。
朱雀クリスタルは護れるとしても、魔導院にいる人々から
犠牲者がたくさん出てしまう可能性が高い……

【ミユウ】
……残念ながらその通りだ。
しかし、朱雀にはこの方法しか--

【トオノ】
クリスタルジャマーが魔導院に到達する前に、
撃破できないかしら?
白虎軍には【飛行戦艦】があると聞いたわ。
きっと今回の作戦にも、それを使うでしょう。
それを撃墜することができれば、戦いも早々に終わって、
犠牲は最小限で済むんじゃないかな……?

【ミユウ】
なるほど……成功率は低そうだが、
賭けてみる価値はあるな。

エース
でもどうやって撃墜する?
その戦艦に近づけば、クリスタルジャマーで
魔法を封じられるだろう。
僕がジャマーを無効化したとしても、
撃墜までは手が回らないぞ。

【ミユウ】
そうだな。
ならば僕が、その役を務めよう。

【トオノ】
--総代が?

【ミユウ】
僕が全魔力を注ぎ込み、
飛行戦艦を撃墜するための魔法を放つ。
犠牲など出させるものか。
僕等の手で白虎を撃退し、魔導院を護るんだ。

【トオノ】
……わかったわ。
○○○○、私たちもやるべきことをやりましょう。

(ムービー)
白虎元帥シド・オールスタインは
朱雀への電撃侵攻を開始
白虎の主力飛行戦艦【インビンシブル】による
魔導院への奇襲を敢行した

これに対し朱雀は
全軍を挙げて魔導院の防衛を固める
同時に○○○○を含む
候補生からなる精鋭部隊を出撃させ
飛行戦艦を撃墜せんと試みた

(通信にて)
【ミユウ】
アテンション! 白虎の軍勢が、
ここ魔導院に向けて進撃したのが確認された!
これよりエースはアンチクリスタルジャマーの
詠唱準備を開始!
また同時に僕も、
飛行戦艦の撃墜準備に入る!
候補生精鋭部隊は、敵地上部隊の排除を頼む!
飛行戦艦までの道を切り開くのだ!
朱雀の興亡、この一戦にあり!
我らにクリスタルの加護あれ!!

【トオノ】
……○○○○。
いよいよ、始まりの時が来たわね。
これが正しい道かわからないけど、
私は自分に出来ることをやってきたつもり。
これから起きる悲劇を防ぐため……
私はもう、誰の死も見たくないの。
……だから、約束して○○○○。
あなたもこの戦いで、きっと生き残るって。
怖かったら逃げ出してもいい。
だからどうか、死なないで……

「歴史の分岐点」

--同時刻 白虎軍旗艦内部にて--

【白虎軍指揮官】
これ以上前進できないだと!? 候補生ごときに、
我が皇国艦隊が足止めされているというのか!
とにかく魔導院上空に辿り着くんだ!
あたしが朱雀クリスタルを封じれば、戦況は逆転する!

【白虎兵】
お、お待ち下さいクンミ様!
空より強大な魔力反応が!

【クンミ】
なに!?
--うあっ!!

(通信にて)
【ミユウ】
--アテンション!
先ほど、敵旗艦の撃墜を確認した!!
これにより白虎軍は、撤退を余儀なくされた!
僕等の勝利だ!!
……候補生諸君、本当に感謝する。
君等のおかげで、魔導院を護ることができた。
ありがとう、皆。
僕は君等を誇りに思う……!

【トオノ】
か……勝ったのね。
私たちの、勝利ね……!
あ、あはっ……
今頃になって、震えが……
……でも、よかった。
今回は犠牲は最小限で済んだみたい。
……あなたもよくがんばってくれたわね。ありがとう、○○○○……

四話 「ルシ・クンミとの決戦」

【ミユウ】
○○○○、先の戦いではよくやってくれた。
君の力もあり、白虎の軍勢を退けることに成功した。
白虎の空中戦艦【インビンシブル】の撃墜にも成功した。
敵指揮官を討伐できたと思ったのだが……
実は、指揮官はまだ生きている。
戦艦が墜落しても、生き残ったようだ。

エース
なに!? 戦艦は爆発炎上していたじゃないか。
どうしてあれで生き残れたんだ?

【ミユウ】
指揮官が、人間じゃなかったから--
【ルシ】だったからだ。
○○○○は、ルシとは何か知っているか?

(選択肢1)
知らない

【ミユウ】
そうか、なら教えておこう。
ルシとは簡単に言うと、クリスタルの守護者だ。
各クリスタルに選ばれた人間がなれる、人を超えた存在。
極めて頑強な肉体と、特殊な能力を持っている。

(選択肢2)
知ってる

【ミユウ】
さすがよく勉強しているな。
そう、あの【人を超えた存在】が敵の指揮官だったのさ。

そのルシ【クンミ・トゥルーエ】は、
現在撃墜地点から、白虎領に向けて移動している。
恐らく味方と合流しようというつもりだろう……
だがこれを見過ごすわけにはいかない。
そこで君等に頼みがある。
ルシ・クンミを討伐せよ!
君等なら必ずや、成し遂げられるはずだ。
頼むぞ、3人とも。

エース
到着したぞ、○○○○にトオノ。
この先にルシ・クンミがいるらしい。

【トオノ】
クリスタルジャマーは、どうなの……?
あれはまだ健在なの?

エース
相応のダメージは受けたが、まだ動いているらしい。
ジャマーを搭載した魔導アーマーごとな。
それで魔法を封じられるため、
他の候補生も朱雀兵も手出しできないんだ。

【トオノ】
そう……それであなたが派遣されたのね。

エース
そう、ルシ・クンミを発見したら、
僕がすぐにアンチクリスタルジャマーを展開する。
○○○○たちはその間に、
ルシ・クンミを討ってくれ。

【トオノ】
了解したわ……
やれるだけやってみる。
○○○○、一緒にがんばろう。
悲劇の芽を、ここで摘むのよ。

「この戦いを最後まで」

ダーインスレイヴ
討伐成功

【トオノ】
や、やったの!?

【クンミ】
く、くそ……!
ここで、倒れるわけには……!

エース
ま、まだ生きているのか!?
だったら止めを刺して--

【???】
待て!

エース
っ!?
お前は!?

【リーン】
俺か。俺の名はリーン・ハンぺルマン。
白虎軍の技官だ。
クンミを迎えに来たら、こんなことになってるとは……
やってくれたな、候補生。

【トオノ】
た……戦うつもり!?

【リーン】
いや、今は退くさ。
だがこの借りは、いずれ必ず返す。
撤退するぞ、クンミ!

【クンミ】
あ、ああ!

エース
くっ、閃光弾か!

【トオノ】
め、目が……!

【トオノ】
……っ……
逃げられた、みたいね……

エース
リーン・ハンぺルマンか。
いずれまた会うことになりそうだな。

【トオノ】
ええ……恐らく世界を救うためには、
彼との戦いは避けられない。
……気をつけて、○○○○。
これからも多くの強敵が、
あなたの前に立ちはだかるとしても……
どうか、この戦いを……
最後まで、生き延びて。

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