第2期 第一章 「明日の世界のために」
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第一章 「明日の世界のために」
「明日の世界のために」
指導者【シド・オールスタイン元帥】の下
今後の戦略について討議していた
【シド】
--クンミよ、候補生風情に敗れたそうだな。
ルシともあろうものが、存外不甲斐ないものだ。
朱雀クリスタルの奪取には失敗。
クリスタルジャマーの存在も、他国に知られてしまった。
北の超大国【玄武】も、この隙をついて我が国に
攻めてくる模様だ……この失態は大きいな、クンミ?
【クンミ】
……承知しております。
だからこそ私が、この責を負いましょう。
クンミ・トゥルーエ先任大尉、これより次の作戦に移行。
ただちに玄武領に進撃し、かの国を屠(ほふ)ってみせます。
【シド】
よろしい。
【リーン】
ちょっと待てよ、クンミ!
玄武を屠(ほふ)るって、まさか【あの兵器】を使うつもりか!?
そんなことしたら、あんたもタダじゃすまない!
爆炎に巻き込まれて、今度こそ死んじまうぞ!
【クンミ】
いいんだよ。
これが私の役目なんだから。
……さよならです、元帥閣下。
我らがミリテス皇国に栄光あれ。
--一方そのころ朱雀では
○○○○が
1組のクイーン・2組のナインに
声をかけられていた
【クイーン】
○○○○、総代から聞いたわよ。
あなた、ルシ・クンミを倒したんですってね?
にわかには信じられないわね。
まだ新人だっていうのに……
【ナイン】
そう言うなよ、クイーン。
経歴で強さが決まるわけじゃねぇだろ。
それより○○○○。お前の力を見込んで
頼みたいことがあるんだけどよ……
先日の戦いで、俺らは魔導院を襲った白虎軍を退けた。
だがこれで戦争が終わったわけじゃねぇ。
魔導院が襲われてる間に、領内に他の敵が多数侵入し、
占領された町もある。むしろここからが本当の始まりだ。
俺ら候補生にも、占領された町の解放任務が与えられた。
○○○○、同行を頼めるか?
(選択肢1)
任せて!
【クイーン】
自信満々って様子ね。
言うだけのことがあるか、見極めさせてもらうわ。
【ナイン】
任務に出る時は声をかけてくれ。
よろしくな、○○○○。
(選択肢2)
自分にできるかな……
【クイーン】
自信なさそうね……
大丈夫なの、そんな様子で?
【ナイン】
まぁまぁ、とにかくしばらくは俺らと組んで戦おうぜ。
よろしくな、○○○○。
一話 「新たなる仲間と」
着いたぞ○○○○、
あれがメロエの町だ。
現在あの町は、白虎の占領下にある。
それを奪還するため、すでに候補生が大勢動いている。
そんで俺らの任務は、町に侵入し、
敵司令官を討つことだ。
【クイーン】
見たところ、敵も迎撃態勢を整えているようね。
こちらの動きを読んでいたみたい。
ふっ、上等じゃない……!
朱雀の町に手を出したこと、後悔させてやるわ。
行くわよ、○○○○にナイン!
遅れないでついてきなさい!
「終わりと始まりの光」
うっし、任務終了だコラァ!
司令官を失った占領軍は総崩れだ。
メロエの町の解放に成功だぜ。
【クイーン】
○○○○もなかなかやるじゃない。
ルシを倒しただけのことはあるようね。
(選択肢1)
自分なんてまだまだだよ
【クイーン】
謙遜しすぎるのはよくないわよ。
今回の任務の成功は、あなたの功績が大きかったし。
(選択肢2)
認めてくれた?
【クイーン】
ふん、まぁね。
まだ見極め中というところだけど。
……実力を疑うようなことを言って悪かったわね。
そこはひとまず詫びておくわ。
【ナイン】
はっ、素直じゃねぇなクイーン。
でもこの勢いなら、他の町もすぐに奪還できそうだ。
【クイーン】
ええ、それに朱雀政府もこの一方で、
北の大国【玄武】に同盟要請を送っているわ。
玄武が味方につけば、負ける道理はない。
二国がかりで、白虎を叩き潰して--
【ナイン】
……!?
なんだ、今の爆音は。
【クイーン】
み、見て!
北の空に、光が!!
(ムービー)
白虎軍は隣国玄武に
大陸破壊兵器【アルテマ弾】を投下した
【ナイン】
ま、マジかよ……!?
白虎はあんな兵器を持ってるのか!?
【クイーン】
……私たちも危険ね。
魔導院に戻り、今後の策を練りましょう!
二話 「抗う者たち」
ナイン・クイーンの両名と共に
候補生総代ミユウの呼集を受けていた
【ミユウ】
3人とも、よく来てくれた。
まずはその後の状況を説明しよう。
アルテマ弾の投下直後、白虎軍元帥シドは我が朱雀にも、
『全戦闘員を武装解除し、降伏せよ』と要求してきた。
猶予はわずか2週間……それまでに降伏しなければ、
朱雀にもアルテマ弾を落とすとの脅しだ。
(選択肢1)
降伏なんて冗談じゃない!
【クイーン】
ええ、○○○○の言う通りよ!
降伏なんてできるわけがないわ!
(選択肢2)
だったら降伏するしかない……?
【クイーン】
何を言ってるの○○○○!
降伏なんてできるわけがないわ!
【ナイン】
ああ! 俺らが白虎の軍門に下れば、
奴らの暴虐を止める者がいなくなっちまう!
降伏の返事を引き伸ばし、そのうちにアルテマ弾を奪取、
もしくは破壊すべきだ!
【ミユウ】
ああ、僕も議会も同じ考えだ。
そこで諸君に、極秘任務が発令された。
敵に気取られぬよう、アルテマ弾の所在を明らかにする--
それができるのは、僕等候補生だけだろう。
もしアルテマ弾があるとしたら、白虎軍の兵器研究所、
【第一鋼室】から【第四鋼室】のどれかにある。
むろん他の候補生たちも動くが、
君等には第一鋼室に向かってもらいたい。
そこに潜入し、アルテマ弾の有無を探るのだ。
危険な任務となるが、頼めるか?
【クイーン】
当然よ、私たちに任せて。
【ナイン】
うし、そんじゃやるか。
○○○○、次もよろしくな!
【クイーン】
○○○○にナイン、見えてきたわよ。
この雪原の先に、【第一鋼室】の施設がある。
そのどこかに、アルテマ弾があるかもしれない。
私たちの任務はそれを探ることよ。
【ナイン】
潜入もいいが、ちっとまだるっこしいな……
基地ごと破壊しちまった方が早ぇんじゃねぇか?
よし、こないだ覚えた新魔法を試してみるか。
行くぜ、【ファイガ】--
【クイーン】
って待ちなさいナイン!
無茶をするんじゃないの!
確かにその方が早いけど、今はデリケートな状況なのよ?
目立つことしちゃダメでしょう!
【ナイン】
そ、そうか?
しかたねぇな、コッソリ行くか。
【クイーン】
そう、あくまで密かに潜入するのよ。
敵に遭遇したら、騒がれる前にすべて消す。
私たちが潜入した痕跡も残さず、情報を掴んで帰るのよ。
【ナイン】
わかったけどクイーン、お前は大丈夫なのか?
そういうのより、暴れる方が得意だろ?
【クイーン】
そうね……でも今回ばかりはそうも言ってられないわ。
朱雀の存亡が掛かってるんだから。
だけどもし、私が自分を制御できなくなったら……
○○○○、あなたが止めてね。
「鋼の王」
○○○○にクイーン、
アルテマ弾は見つかったか?
【クイーン】
いえ……アルテマ弾そのものはないけど、
代わりにアルテマ弾に関する資料は見つかったわよ。
その資料から、興味深いことがわかったわ。
実はアルテマ弾の起爆には、ルシの力が必要らしいって。
そして白虎が玄武にアルテマ弾を投下した際、
起爆を行ったルシは爆炎に飲み込まれて消えた……
【ナイン】
あ? じゃあ要するに、いま白虎の連中は、
アルテマ弾を持ってても起爆できないってことか?
【クイーン】
だったらありがたいんだけどね……
一方で悪いニュースもあるわ。
現在白虎は、ルシがいなくてもアルテマ弾を起爆できる
新型魔導アーマーを開発しようとしているらしいのよ。
コードネームは【ブリューナク】。
その完成まで、あと約2週間とのことよ。
【ナイン】
なるほどなァ……どうして投降までの猶予が2週間も
あったのか、これで合点がいったぜ。
それが完成してしまったら、白虎の連中は好きなように
アルテマ弾を使用できるってわけだな……!
(選択肢1)
ブリューナクを破壊しよう!
【ナイン】
おう、当然だ!
だがアルテマ弾そのもののありかも気になる。
(選択肢2)
アルテマ弾を破壊しよう!
【ナイン】
おう、当然だ!
だがブリューナクって奴も放置はしておけねぇ。
とにかくいったん魔導院に帰り、
総代にこのことを報告しようぜ。
三話 「陽動戦線」
ブリューナクについての
報告を受けたミユウは--
その対処について軍令部と協議し
新たな任務を発令した
【ミユウ】
○○○○、ナイン、クイーン。
先日はご苦労だった。
その後、エースたちの調査によって、
アルテマ弾の所在が判明した。
【第四鋼室】--そこにあの悪魔の兵器はある。
開発中の新型魔導アーマー、ブリューナクと共にな。
【クイーン】
ならとっととそこに行って、破壊してしまいましょう!
あんな悪魔の兵器、根絶すべきよ!
(選択肢1)
その通りだ!
【ミユウ】
まぁ落ち着け、○○○○にクイーン。
僕も同じ想いだが、それは難しいのだ。
(選択肢2)
落ち着いた方がいい
【クイーン】
何よ○○○○。まさかビビってるの?
【ミユウ】
まぁ落ち着け、クイーン。
僕も同じ想いだが、それは難しいのだ。
というのも第四鋼室は、先日君等が行った
第一鋼室とは違い、白虎領の奥深くにある。
敵も守りを固めているし、
たやすく近づくことはできないだろう。
そこでまず、白虎領内の各地で陽動作戦を展開し、
第四鋼室付近の防備を手薄にする。
それから少数精鋭の部隊が、
第四鋼室を強襲する……それが次の作戦だ。
【ナイン】
なるほどな。
これなら第四鋼室への道も切り開けそうだな。
【クイーン】
ちょっと回りくどいけど、しょうがないわね。
あちこちで暴れまわって、敵をかく乱しましょう。
行くわよ、○○○○にナイン!
【クイーン】
○○○○にナイン、作戦領域についたわ。
今回の私たちの任務は、要するにここで暴れること。
そうして暴れれば暴れるほど、敵は増援を呼ぶ。
そうすればいずれは、
第四鋼室の防備も手薄になるというわけよ。
【ナイン】
はっ。俺はどっちかっていうと、
こういう任務の方が得意みてぇだな。
【クイーン】
ええ、そして私もね……
ようやく自分を解放できるわ。
暴れましょう、2人とも!
白虎中の敵がここに集まってくるほどに!
【ナイン】
おう!
行くぜ、○○○○!
「切り開かれていく道」
はぁっ、はぁっ……!
ふふっ、思いっ切り暴れたわね。
敵も増援を呼んだみたい。
さて、次はと……
(選択肢1)
魔導院に帰還しよう
【クイーン】
帰還!?
なに言ってるの、まだこれからでしょう!?
【ナイン】
いや待てクイーン、○○○○の言う通りだ。
(選択肢2)
敵の増援を迎え撃とう
【クイーン】
そうね!
それじゃ○○○○、もう一戦行きましょう!
【ナイン】
いや落ち着けって2人とも。
ここはいったん引くべきだろ。
今回の目的は、敵を倒すことじゃねぇ。
敵を引きつけるのが任務だろうが。
その任務はすでに果たされた。
増援が来る前に、さっさと逃げるのが正解だ。
【クイーン】
え、あ、そうね……
戦いに我を忘れて、任務が頭から抜けてたわ。
【ナイン】
とにかくこんな感じで、あちこちで陽動を行うわけよ。
そしてこの作戦に参加してるのは、俺らだけじゃねぇ。
他の候補生たちも、それぞれの持ち場で戦ってる。
じきに白虎の防衛線は、めちゃくちゃになるぜ。
第四鋼室の防備も薄くなるはずだ。
【クイーン】
珍しくまともなことを言うわね……
こう言ってはなんだけど、賢そう……
【ナイン】
ダテにガリ勉してるわけじゃねぇよ。
とにかく今は、陽動の効果が出るのを待とうぜ。
四話 「明日の世界のために」
徐々に効果を発揮していた
白虎領各地に出没、遊撃を繰り返す候補生に
白虎軍はその都度増援を送り込む
それにより白虎の防衛線は乱れ
第四鋼室の防備も手薄になっていった
【ミユウ】
○○○○、ナイン、クイーン!
諸君の陽動の甲斐もあり、ついに道が切り開かれたぞ!
軍令部は少数精鋭の部隊を組織し、
第四鋼室に送り込むことを決定した。
【クイーン】
そう! じゃあいよいよこの作戦も
大詰めってわけね!
それでその少数精鋭の部隊ってのには、
誰が選ばれたの?
【ミユウ】
まず先鋒として、僕とエースと他数名。
これは第四鋼室周辺に残る兵を倒し、侵入口を開く。
そして、実際に第四鋼室に侵入するのは--
できれば、君等にお願いしたい。
【ナイン】
ま、マジかよ!?
俺らが行くのか!?
【ミユウ】
ああ。近頃の諸君の目覚しい活躍を見るに、
それが最も成功率が高いと判断されたんだ。
目標はアルテマ弾及び、
新型魔導アーマー【ブリューナク】。
敵地に侵入し、破壊工作を行うという
危険な任務だが……頼めるだろうか?
(選択肢1)
自分たちならできる
【ナイン】
そ、そうか……?
強気だな、○○○○。
【クイーン】
でも、○○○○の言う通りよ。
私たちならきっとできるはず。
私たちはここまで、いくつもの作戦を成功させてきた。
それは○○○○の力あってのことよ。
その○○○○が言うなら、勝算はあるはず。
それを信じて戦いましょう。
(選択肢2)
自分にできるかな……?
【クイーン】
なにを弱気なことを言ってるの○○○○。
私たちならきっとできるはずよ。
私たちはここまで、
いくつもの作戦を成功させてきたじゃない?
それは○○○○、あなたの力あってのことよ。
自分を信じて戦いましょう。
【ナイン】
クイーン、お前……いつの間にかすっかり、
○○○○を認めてやがんな?
【クイーン】
じ、事実をありのままに言っただけよ。
異論でもあるの?
【ナイン】
いや……確かに俺らの力を合わせりゃ、
この作戦だってきっと成功するはずだ。
(通信にて)
【ミユウ】
○○○○、ナイン、クイーン。
作戦領域に到着したようだな。
これより僕等が、侵入口を開く。
もちろん退路も確保しておくつもりだ。
……頼むぞ、諸君。
あの悪魔の兵器を、君等の手で破壊し--
そして必ず、生還してくれ。
【クイーン】
もちろんよ、私たちに任せて。
【ナイン】
ああ。
アルテマ弾をぶっ壊し、俺らも生き残ってみせるさ。
【ミユウ】
……頼もしいな。
諸君にクリスタルの加護あれ。
「勝利の誓い」
討伐成功
【ミユウ】
--○○○○、ナイン、クイーン!
本当によくやってくれた!
諸君の手で、ブリューナクとアルテマ弾は破壊された。
君等は朱雀を救ったんだ!
魔導院の皆も、英雄の帰還を称えているぞ。
聞こえるだろう、この歓声が?
【クイーン】
大げさね……
でも、悪い気はしないわ。
【ナイン】
はっ、そうだな。
今回は俺ら、ホントに頑張ったしな。
なぁ、○○○○?
勝てたのはお前のおかげだぜ。
(選択肢1)
皆の力あってのことだよ
【クイーン】
ふふ、そうね。
全員が力を合わせたから、この作戦は成功した。
この先もそうしていけば、いつかきっと……
白虎を倒し、朱雀を勝利に導けるはずよ。
(選択肢2)
ざっとこんなもんだよ
【クイーン】
さすが自信満々ね。
でもあなたが言うと、嫌味に聞こえないわ。
いつかきっと、あなたなら……
白虎を倒し、朱雀を勝利に導けるはずよ。
【ナイン】
だな!
それじゃ○○○○、この先も頑張るか!
オリエンスに平和を取り戻すため、
これからもよろしくな!
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